比較

電話営業担当の自社採用とAI電話の比較|採用コスト・立ち上がり・稼働の安定性

電話営業担当の自社採用とAI電話を、費用の内訳・戦力化までの期間・稼働の安定性の観点で比較した図解
自社採用は「採用して育てる」ための時間と固定費が先に発生します。AI電話は設定した内容をそのまま実行する仕組みで、費用のかかり方も立ち上がり方も異なります。本記事では判断に必要な軸を整理します。
結論

架電量を増やしたいだけなら、まずAI電話で一次架電を回し、人は反応があった相手の対応に集中するのが立ち上がりの早い構成です。一方、商材の説明が複雑で、相手ごとに提案を組み立てる必要があるなら、人の採用は避けられません。判断は「電話でやりたいことが定型か非定型か」「必要なのは量か、対話の深さか」で分けると整理しやすくなります。

比べるべきなのは「時給」ではない

電話営業の体制を検討するとき、担当者を採用する案とAI電話を導入する案は、月額だけを並べても比較になりません。採用には給与以外の費用と、戦力化までの時間がついてきます。AI電話には設定・リスト整備・スクリプト改善という運用工数がついてきます。この記事では、両者を6つの軸で並べ、自社の状況に当てはめて判断できるように整理します。

費用の内訳を分解する

自社採用の費用は「毎月出ていく費用」と「入社前後に一度かかる費用」に分かれます。どちらも見落とすと試算が実態から離れます。

継続的にかかるもの

給与、社会保険料の事業主負担、通信費・回線費、座席や端末などの環境維持費、管理者のマネジメント工数。

一度かかるもの

求人媒体費や人材紹介手数料、選考にかかる社内工数、入社時の研修とOJT、業務マニュアルやスクリプトの整備。

退職時にかかるもの

引き継ぎ工数、進行中の案件の停滞、再度の求人掲載と選考、次の担当者への再教育。

金額は雇用形態・地域・採用手法によって大きく変わるため、この記事では具体的な相場額を断定しません。自社の直近の採用実績(媒体費・在籍期間・研修にかけた工数)を使って積み上げるのが、もっとも実態に近い試算になります。AI電話側の費用は、アポトレールの場合は月額74,800円から、初期費用0円のクレジット制で、架電した分がクレジットとして消費されます。

6つの軸で比較する

比較軸自社で採用するAI電話(アポトレール)
費用の形人数に比例して固定費が増える月額74,800円〜・初期費用0円のクレジット制
立ち上がり募集・選考・入社・研修の期間が必要スクリプトとリストを用意すれば開始できる
稼働時間勤務時間・休憩・休暇の範囲内営業時間の設定に従って稼働(AIは休まない)
品質の再現性個人のスキル・経験・その日の状態で変動設定したスクリプトどおりに同じ内容で架電
離職・引き継ぎ退職で稼働が止まり、再採用と再教育が必要離職が発生しない。設定は残る
記録の残り方報告や日報の粒度は担当者次第全通話を録音・文字起こしして結果を集計

※ 自社採用側の内容は一般的な雇用実務にもとづく整理であり、実際の負担は職種・雇用形態・社内体制によって異なります。

立ち上がりの時間差が意思決定を左右する

採用は、求人を出した翌日に架電が始まるわけではありません。募集、選考、入社日の調整、商材の理解、スクリプトの習得、受付対応への慣れ——この各段階に時間がかかり、その間は教える側の工数も並行して消費されます。人によって習熟の速度は違うため、いつから見込みどおりの件数が出るかを事前に約束することはできません。

AI電話は、話す内容を先に決めてから動かす仕組みです。スクリプトと架電リストが用意できていれば、初日から同じ内容で発信できます。逆に言えば、スクリプトが曖昧なままではAIも成果を出せません。人を育てるか、スクリプトを磨くか、どちらに社内の時間を使うのかという選択でもあります。

品質のばらつきと属人化

電話営業の結果は、担当者ごとの差が出やすい業務です。同じリスト・同じ商材でも、受付での言い回しや切り返しの違いで通過率は変わります。成果を出す担当者が辞めると、その人の中にあったノウハウが一緒に失われる——これが属人化の実態です。

AI電話は、決めた内容をそのまま繰り返します。良かった言い回しに更新すれば、次の架電からすべてに反映されます。改善の対象が「人」ではなく「設定」になるため、成果が個人に紐づかず、社内に残る形で積み上がります

結果の見え方が違う

人が架電する場合、どこで断られたのかは報告の粒度に依存します。AI電話は全通話を録音・文字起こしして残すため、受付段階で断られたのか、担当者に取り次がれたうえで断られたのかを分けて確認できます。アポトレールでは、受付での結果と、取次後の結果を別々に記録します。「そもそも受付を越えられていない」のか「担当者には届いているが刺さっていない」のかで、直すべき場所は変わります。

この切り分けは、人を採用したあとにも効きます。AIで一次架電の結果を集めておけば、どのセグメントに人的リソースを割くべきかを数字で決められます。

どちらを選ぶかの判断軸

採用が向くケース

商材の説明が複雑で相手ごとに提案が変わる。関係構築が成果を左右する。電話以外の業務(訪問・折衝・既存フォロー)も任せたい。

AI

AI電話が向くケース

やることが定型(一次架電・取次依頼・案内・日程調整)。必要なのは接触件数。まず数字を見てから体制を決めたい。

併用が向くケース

採用は進めつつ、一次架電はAIに任せる。人は反応があった相手の対応に時間を使い、採用人数を増やさずに接触量を伸ばす。

採用を決める前に確認したいこと

求人を出す前に、次の3点を整理しておくと、採用してからのミスマッチを減らせます。

確認する項目整理しておく内容
任せる業務の範囲電話だけなのか、商談・既存フォロー・事務も含むのか。電話だけなら、そのうち定型部分はどれだけあるか。
架電リストの状態誰にかけるリストが用意できているか。整備されていない場合、人を採用しても架電は始まらない。
スクリプトの有無何を話すかが文章として存在するか。存在しないなら、採用してもAI導入でも、まずここを作る工程が発生する。

架電リストの作り方は営業リスト(架電リスト)の作り方、スクリプトの整理はテレアポのトークスクリプトの作り方で詳しく扱っています。

アポトレールでできること

アポトレールは、営業架電と受電をAIで自動化するAI電話SaaSです。リストに沿ってAIが発信し、受付での取次依頼から日程調整までを行います。全通話は録音・文字起こしされ、受付段階の結果と取次後の結果を分けて確認できます。料金は月額74,800円から、初期費用0円のクレジット制です(スタンダード198,000円、プレミアム598,000円のプランもあります)。

「人を増やすべきか、まずAIで試すべきか」を検討中の段階でもご相談いただけます。自社の架電量と業務内容をお聞きしたうえで、どこまでAIに任せられるかを整理します。

よくある質問

電話営業の担当者を採用する場合、給与以外にどんな費用がかかりますか?
給与のほかに、社会保険料の事業主負担、求人媒体や人材紹介にかかる採用費、面接や選考に使う社内工数、入社後の研修・OJTの工数、席や電話環境などの設備費、そして離職した場合の再採用費が発生します。金額は雇用形態・地域・採用手法によって大きく変わるため、自社の実績値で積み上げて試算することをおすすめします。
採用した担当者が戦力になるまで、どのくらいかかりますか?
商材の複雑さや前職経験によって差が大きく、一律の期間は言えません。少なくとも、商材理解・トークスクリプトの習得・受付対応の慣れという段階を踏む必要があり、その間は教育する側の工数も並行して発生します。AI電話は設定したスクリプトに沿って初日から同じ内容で架電できるため、立ち上がりの考え方が根本的に異なります。
AI電話にすれば電話営業の担当者は不要になりますか?
不要にはなりません。役割の置き換えではなく分担の見直しになります。新規リストへの一次架電、受付での取次依頼、日程調整といった定型度の高い業務はAIが担い、相手の状況に合わせた提案やクロージングは人が担う構成が現実的です。人を採用する場合も、一次架電をAIに任せれば商談に時間を配分できます。
自社採用とAI電話は併用できますか?
併用できます。AIで架電量と一次接触の母数を確保し、反応があった相手だけを社内の営業担当が引き継ぐ形にすると、採用人数を増やさずに接触件数を増やせます。AI側の通話は録音・文字起こしが残るため、引き継ぎ時の状況共有にも使えます。

まず数字で確かめる

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